スベラナイトは全国29の福祉機器常設展示場で展示して多くの方に見て触っていただいています。(令和3年4月現在)
スベラナイトは手の不自由な方の生活の向上と創作意欲につながる滑り止めシートとして、日常生活・福祉・介護で使われています。
きっかけは、平成24年の初冬に兵庫県脳卒中友の会 あけぼの会に滑り止めシートを持っていったことから始まりました。
「薄くていい感じの滑り止めシートがあるのですが、何か使えないでしょうか」と見てもらうと
開口一番「紙すべらへん。」 「ええなこれ」 「字が書けるで」 「文鎮いらん」 「コップも滑らへん」 「〇〇はすぐほこり付くから」 「薄いな」 「他の滑り止めシートとどこが違うの」 「他に使い道あるの」とすぐにいいもののと認識してくださりました。
「みんなで使い道探すは」とおっしゃてくださりました。
兵庫県脳卒中友の会 あけぼの会の皆様にいろいろと使っていただきました。
最初のスベラナイトの利用方法は下敷きでした。紙が滑らずに字が書ける。私は、動こうとする紙を当たり前のように片手で押さえて書いていました。でも、手が不自由だと文鎮を置いて紙に字を書いていたそうです。書類によれば、上の方にある記入欄や文鎮から離れたところの記入欄では書きにくく文鎮を何度も移動させます。あけぼの会の皆様が「ほんま文鎮がいらんは!」と言ってくださりました。
普段食器を奥さんに押さえてもらって食事をしているKさんが喜んで教えてくれました。今までは、ファミリーレストランでお孫さんと食事をするのがつらいと。「おじちゃん。おばあちゃんにお皿押さえてもらって食べるの行儀悪いよ。」と言われるのが胸をえぐられるほど辛いと。でも、「スベラナイトを敷いて皿を置いたら食器が動かずに片手でも食べられた。」満面の笑みで話してくださりました。
「アイスクリームが食べられたんや」冬でも食後にカップのアイスクリームを食べるのが日課のKさん。「片手で食べられたんやで。いっぺん試してみてよ。」あけぼの会の部屋へ行くたびに言われ4回目の晩にカップのアイスをスベラナイトの上に置き片手でスプーンでアイスをすくって食べてみました。意外に簡単で食べられ、Kさんに「アイス食べられました。」と報告すると、「嬉しくてねアイスの味が違うんです。」と
関東では納豆がパッケージを押さえなくても食べれたと言われました。
定規の裏にスベラナイトを両面テープで張ると薄い紙でもしっかり押さえるのでカッターナイフできれいに切れます。
何か使えないかと作業療法士にスベラナイトを渡したところ、長方形にはさみでカットしボールペンを包みホッチキスで止めました。リュウマチや手が変形している方で滑り止めグリップを利用できない場合、好きなところでスベラナイトが指に引っかかり字が書けると。ホッチキスの応用は、リーチャーにも使える。スベラナイトを巻き付けてホッチキスで止める。使い方はいろいろ。
スベラナイトに両面テープを貼ってはさみでカット。何に貼りますか。あなた次第で無限の利用価値が生まれます。
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あけぼの会の皆様も使っていくうちに、用途が多く単なる「すべり止めシート」ではその良さが埋もれてしまう。
すべり止めシートの良さをどうしたら伝わるだろうかとあけぼの会の方と相談し、誰もがピンとくる名前をつけようとなりました。
「スベラーズ」、「スベランナー」、「すべらない下敷き」、「ぴたっとくん」など候補を挙げている段階で、あけぼの会発行ニュース内の記事で「スベラナイト」として紹介して下さりました。記事担当の方の思い込みで「スベラナイト」になりました。
兵庫県脳卒中者友の会 あけぼの会 推薦のことば
紙を押えなくても字が書ける驚き、片手でアイスクリームが食べられた喜びを伝えたい。ランチョンマット代わりに使用すると人目を気にせずに片手で食べられることを知ってほしい。スベラナイことが生活の向上・創作意欲につながることを多くの方に伝えたい。だから、あけぼの会は「スベラナイト」を推薦します。
スベラナイトは病院や施設でのリハビリ訓練に使われています。
言語聴覚療法では筆記訓練に
片麻痺の方の筆記訓練で使用されています。
従来は文鎮で紙を押さえていましたが、スベラナイトを使用するとスムーズに訓練が始められる。
文鎮を置かなくなり、机上がすっきりする。
机上に置きっぱなしにしていても違和感がない。
など、導入されている言語聴覚士から絶大な評価を得ています。
そのままでもよし、切ってもよし、貼ってもよし、ミシン縫いもできる。ホッチキスで止めれる。
使い方はセンスで無限にひろがります。スベラナイトは今までにない便利なすべり止め材料です。
両面テープ付きスベラナイトは切ってすぐ貼れるので、用途は広がります。
粘着クリーナ(コロコロ)で表面のほこりがとれます。
ソース、醤油、ケチャップ、マヨネーズなどはスポンジたわしで簡単に水洗いできます。
スベラナイトは使う用途に応じて、3種類のサイズを用意しています。A4ノートを開いた大きさと比較した写真を用意しました。
サイズ:20cm×29cm
A4ノートにはさめて持ち運びが便利。
価格:1620円/2枚入り(税込み)
角型2号の定形外郵便になります。
サイズ:27cm×40cm
A4ノートの見開きより少し小さめ。車いすで膝の上に敷くと小物やバッグがずり落ちないので便利。
価格:1720円/1枚(税込み)
※丸めてポスター段ボールで送ります。
サイズ:34cm×56cm
A4ノートの見開きや通常のランチョンマットより大きい。
価格:2400円/1枚(税込み)
※丸めてポスター段ボールで送ります。
片手で字を書く不便さはいたるところにあります。
紙をしっかり押さえないと字がうまくかけません。
そんな時に文鎮を使います。
外出先で名前や住所などを書くときが不便です。
市役所の窓口や銀行・郵便局・お店などたくさん字を書く場所があります。
紙を押さえられない不便さが分かってもらえないことが多く、文鎮を持ち歩いていました。福祉関係の所では職員の方が親切に、紙を押さえてくれたりする場合もありますが、見られたくない情報もあります。
このスベラナイトに出会って人生が変わりました。
スベラナイトは簡単にはさみできれます。
文鎮を持ち歩く代わりに10センチほどにカットしたスベラナイトを持ち歩いています。カットしたスベラナイトの上に紙を移動させると字が書けるんです。
さらにすごいのが消しゴムで字が消せるんです。(動画の後半です)
嬉しい写真が届きました。
限られた展示スペースでスベラナイトのチラシが見やすいです。
下敷きとしてA4サイズが、B3サイズがランチョンマットとして展示されています。
福祉・介護分野では沢山の滑り止めシートがあるけど、字が書きやすいのは見たことがないと。
多くの方が体験して驚きと、便利さで感動してください。
全国16の福祉機器の常設展示場で展示しています。(平成28年11月現在)
手の不自由な方が片手でも字が書けるすべり止めシート「スベラナイト」を見て、触って体験して感動してください。
こちらをクリック スベラナイトの展示場
福岡市介護実習普及センターの広報誌「やさしいかいご」に紹介されました。